【カブトムシ】初めての繁殖|オススメ飼育グッズ!
夏に85mm近いオスをゲットし、現在繁殖に向けて飼育中。
去年より大きく、前回より気を付けた方が良い事が増えたので記事を大きく修正します。
こんにちわ!りょうちんです!!
繁殖させたいけど、何が必要?
と、お悩みのあなたに必要な飼育グッズを紹介します。
コスパ重視 且つ 飼育しやすい環境をモットーにグッズを紹介します。
- 初めて繁殖に挑戦する人
- 挑戦したけど失敗した人
まずは繁殖するにあたっての注意事項を確認していきましょう。
繁殖時の注意事項
オスとメスを入れとけば、産卵すんの?
環境を整えないとダメ!!
ただし、環境を整えてもメスの固体差や成熟し産卵可能な状態か。見た目では判断出来ません。
様々な要因で繁殖しないケースがあり、
産卵可能な成虫でも100%繁殖が約束される訳ではありません。
え?いきなり難しそう・・・。
卵は結構簡単に産んでくれるよ!!
繁殖させる場合、幼虫のお世話には手間が掛かる事を覚悟してください。
幼虫が死んでしまう原因の一つとして【 放置 】があげられます。
放置して繁殖している人もいますが、そういう場合は成長過程を楽しめない事が多いです。
どうせ繁殖して育てるのであれば、成長過程は楽しみたいですよね。
また、手間が掛かると言っても大したことはありません。
忘れずにちゃんと気にかけてあげる程度です。
飼育方法については別記事で詳しく紹介していきます。
まずは飼育グッズを揃えよう!!
産卵にオススメ飼育グッズ
飼育グッズ | 必要度 |
---|---|
飼育ケース(成虫用) | 〇 |
コバエ防止シート | 〇 |
ヤシガラチップ | 〇 |
転倒防止小枝 | 〇 |
葉っぱ・樹皮 | △ |
昆虫ゼリー | 〇 |
エサ皿 | △ |
霧吹き | 〇 |
飼育ケース(幼虫用) | 〇 |
産卵用マット | 〇 |
マットのガス抜き用ケース | 〇 |
木べら・しゃもじ | 〇 |
あれ?この表。どこかで見覚えが。
繁殖させたくない人向けのグッズのやつやで!
こんだけ揃えたら結構お金かかるんちゃうん?
ホームセンターだと高額だけど、ダイソーだとそうでもないよ!
金額は記事の最後に比較します。今回は、朱書き部分をメインに紹介します。
他のグッズはこちらの記事を参考にしてください。↓↓↓
飼育ケース(幼虫用)
なんで飼育ケース2つ?
成虫が卵を割ってしまうかも。
カブトムシの成虫は、寿命が大体9月末頃。長くても10月中旬が多いです。
では、幼虫は?
8月初旬にペアリングした場合、8月末には孵化しています。
幼虫と成虫の飼育時期がバッティングする。
成虫と幼虫を同時に飼育すると、成虫の固い爪で幼虫が傷つき死んでしまうケースがあります。
むしろ、メスが卵を傷つけ割ってしまうことも。
繁殖させたい場合、幼虫と成虫は同じケースで飼わない方が良いです。
繁殖環境や方法については別途詳しく記載していきますが、中ケース。もしくは大ケースを1つ購入する事をオススメします。
産卵用マット
産卵用マットってダイソーさん無いん?
あるよ。
じゃあそれでいいやん!安いし!
匂いがキツい!!
市販で売っているマットは大きく分けて3種類。
針葉樹林系のヤシガラチップ。クヌギやコナラを砕き菌糸(キノコ)を混ぜたもの。腐葉土系やクヌギ・コナラを発酵させた熟成マットです。
それぞれのマットの特徴がこちら。
項目 | 針葉樹系 | 菌糸マット | 熟成マットor腐葉土 |
---|---|---|---|
産卵 | × | △ | 〇 |
匂い | ほぼ無し | 木の匂い | 肥料系の匂い |
10ℓの参考金額 | 700円 | 450円 | 600円 |
ダニの脅威 | ほぼ無し | 少し有り | 発生したら世紀末 |
ちなみにそれぞれのマットの写真がこちら。
産卵用のマットは、「成虫・幼虫飼育」もしくは「幼虫飼育」と記載されているタイプの物を選んで下さい。
最初だけは黒くて土のように粒が細かいタイプがオススメ!
なんで?
息子ちゃんのお口でビックバーガー食べるの大変やろ?
大きくて食べにくいな!
幼虫も同じで、最初はマットが細かいほういいんよ!
卵から孵化した幼虫はとても小さいため、粒が細かいほうが良いです。
高熟成と記載されているマットがオススメです。土のように黒っぽい見た目のものを選んで下さい。
ちなみに私のオススメはこれ。
10ℓ入りで600円ほど。ホームセンターなどで売っています。
先にも書きましたが、繁殖に失敗しないためにも最初は粒が細かいものを使ってください。
幼虫が2~3cmほどに成長すると、安い「幼虫飼育」と記載のあるマットで育ちます。
ちなみに、ダイソーさんの高熟成マットはこちら。
見た目はとても良いです。でもですね。これ。
畑の肥料みたいな匂い!
袋には2mm程度の空気穴が開いているので、少し匂いを嗅いでみてください。
気にならなければダイソーさんの物でも大丈夫。
産卵用マットは、手持ちの飼育ケースに対して深さ10cm程度必要です。
ケースの大きさで必要な量が変わるので気を付けてくださいね!
マットのガス抜き用ケース
マットのガス抜きって何?
重要な事だから詳しくは別記事で!
ガス抜きの方法 と 必要性 については別記事でまとめます。
今回はグッズの紹介なので簡単に説明すると、
マットに水を加えると再発酵する場合があり、その際に発生するガス(二酸化炭素)で幼虫が酸欠となり最悪死ぬ。といった内容です。
ガス抜き用ケースは、衣装ケースのような蓋ができるものが良いです。
一般的に販売されているマット10ℓ(1袋)をガス抜きする場合オススメがこちら。
ダイソーさんの衣装ケース。画像の上が500円。下が300円。ティッシュ箱が入っているのは500円のものです。
500円のものであれば10ℓ(1袋)が入ります。
蓋が出来れば何でも大丈夫ですが、
何度もガス抜きするのは面倒!
ガス抜きには2日程時間が掛かるので、小分けにガス抜きするのは結構面倒です。
他には、マットを素手で混ぜる事に抵抗ある方向けに、しゃもじや木べらがあれば便利です。
使いまくって、汚らしいのはご容赦下さい。
ダイソーさんのキッチン用品売り場に売っている木べらとしゃもじ。
この二つは今後、幼虫飼育でも重宝します。是非、購入をオススメします。
ホームセンターのセットは割高
見出しで結論書いてますが、ホームセンターの飼育セットは割高です。
まずは、セットの内容ですが、
- 飼育ケース(中サイズ程度)
- 産卵用マット5リットル
- エサ皿(プラ製)
- ゼリー2個
- バイオウォーター
- コバエ防止シート
大体のセットはこの内容です。ちなみに、お値段1600円(税込)程度。
上記とほぼ同様のグッズをダイソーで揃えた場合、一式1000円程度です。
圧倒的にダイソーで揃える方が安い!!
ただし、ダイソーの飼育グッズは7月末にて入荷が止まることが多いです。
8月にはほとんどグッズが無い!!
なるべく7月中に必要な物を揃えないと無くなります。また、移動が車の場合はガソリン代も考慮してください!
遠いダイソーより近くのホームセンターの方が安く済むかもしれません。
必要ない飼育グッズ
飼育グッズの中には必要ないものもあるよ!
壁のぼって来ないの?
実績から買わなくても大丈夫なものを紹介するよ!
バイオウォーター
1日1回ゼリーを交換するタイミングで霧吹きで加湿すれば必要ありません。
バイオウォーターって減るのめちゃくちゃ早い。5日ほどで無くなる事も。
マットは加湿しすぎると腐ります。(乾燥させれば復活しますが匂いがちょっと残る。)
マットの下の方はほとんど乾かないので表面だけ加湿してやれば大丈夫。
バイオウォーターが無くても、産卵して孵化します。(実証済み)
これを買うくらいなら、おしゃれなエサ皿買ってください。
幼虫栄養ブロック
発酵した木のブロックみたいなやつ。
マット中に入れておけば、メスが砕いてくれますが必要ありません。
無くても幼虫は育ちます。
高価な割に効果不明なのでこれを買うくらいなら、おしゃれなエサ皿を買いましょう。
消臭スプレー&消臭保水ジェル
カブトムシの臭いは基本的におしっこ。
オスは後ろにおしっこをビシャー!!
ケースの壁やコバエシートに付着し、臭いの原因となります。
霧吹きで加湿した際に、ティッシュなどでケースを軽く拭くと臭いは軽減されます。
他にはマットの底に入れる保水ジェル。
ほぼ無意味です。底が乾くほど放置した場合は成虫も死んでいる事でしょう。
スプレーもジェルも割と高価です。
これを買うくらいなら・・・。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事をまとめていきます。
- 幼虫用の中または大ケースを準備
- 最初の産卵用マットは高熟成タイプ
- ガス抜きケースは10ℓ入るもの
- 木べら・しゃもじは今後も必要
- いらない飼育グッズも結構ある
最後にとても大事なことをもう一度お伝えしておきます。
ダイソーの飼育グッズは7月中に揃えましょう。8月になるとほぼ入荷しません。
また、移動が車の場合、ガソリン代が頭から抜けがちです。
片道10キロだと約1ℓのガソリンを消費します。(車種による)
往復で2ℓ。大体約300円程度ですね。
せっかく行ったのにグッズが無かった。なんて事も結構あります。
上手にネットも活用してください!
次回、揃えた飼育グッズで産卵環境の整え方を紹介します。