【カブトムシ】マットのガス抜き方法と必要性|初心者向け
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こんにちわ。りょうちんです。
今回は、カブトムシ幼虫用マットのガス抜き方法と必要性についてまとめていきます。
ガス抜きは再発酵したガスにより幼虫が死なないため。という内容が多いのですが、
実際に飼育している経験から、別の必要性について触れて行きたい と思います。
- 初めて幼虫を飼育する人
- ガス抜きが必要ないと思っている人
- 購入したマットをそのまま使用している人
ガス抜き方法
買ってきたマットを開封するとアンモニア臭のような刺激臭がすることがあります。
これがガスです。
土のような匂いや肥料のような匂いが通常のマットの匂いです。
初めて幼虫を飼育する人は、どの匂いが良いのか分からないハズです。
簡単な作業なのでとりあえずガス抜きを行う事をオススメします。
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早速、やり方を見て行きましょう!!
ガス抜きに必要な物
必要なものは蓋ができる容器と水です。
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ダイソーの500円衣装ケースがオススメ!!
幼虫飼育のオススメグッズは下記記事にまとめています。
今回はこれらを使ってガス抜きを行っていきます。
ケース 木べら しゃもじ
ガス抜き方法
- ケースにマットを入れる。
- 加水して良く混ぜる。
- 蓋をして日向へ置く。
- 1日以上放置。
- 朝にマットが冷めてたらOK。
ケースにマットを入れる
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ケースがギリギリだと、混ぜるときにこぼれるよ!
ダイソーの500円衣装ケースに10ℓのマットを入れた時の写真がこちら。
10ℓマット ケース ケース
ある程度ケースに余裕がないと、混ぜるとこぼれて掃除が大変になります。
加水して良く混ぜる
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加水ってどのくらい?
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その時々で変わるから適度としか言えない・・・
ここが一番難しい工程です。
購入したマットがすでに程よい加水状態のときもあれば、乾燥している場合もあります。
水は水道水でも大丈夫。ただし、カルキ抜きを行ってください。適当な容器に水を入れ、2日程度放置でOKです。
もしくは天然水でも良いでしょう。私は家に常備ストックしている天然水を使っています。
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カブトムシに天然水・・・。
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まぁまぁまぁ・・・。
どの程度加水するか、まずは写真をご覧ください。
1の写真のようにぎゅっと1秒間ほど力強く握ってください。(タップするとアップが見れます)
半分に切ったレモンを絞り切るくらい強くて大丈夫です。
水が足りない場合、2の写真のようにボロボロと固まらずに割れてしまいます。
目安は、3の写真のように握ったマットが割れずに固まるギリギリラインです。
また、軽く手をはたけばマットがほぼ落ちるのもポイントです。(4の写真)
ほんのり手のひらが濡れる程度で、べたっと手に水分が残るのは加水しすぎです。
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ちなみに多いとどうなるの?
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マットが腐る!!
初めての方は、50ml程度の少量ずつ加水しマットをかき混ぜ、お団子を作って確認してください。
加水しすぎた場合、数日後お酢のようなツーンと鼻につく刺激臭がします。
水分が多く刺激臭がする場合、水分を蒸発させるか新しいマットを足して調整してください。
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加水後は良く混ぜてね!!
これでもか。と言うくらい良く混ぜて馴染ませてください。
しっかり空気が含むよう、底の方からかき混ぜるのがポイントです。
蓋をして日向へ置く。
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加水が終われば、作業はほぼ終了です。後は、蓋をして日向で放置。
コバエが侵入すると中で繁殖します。コバエが入らないように蓋をするか、コバエ防止シートを使ってください。
日陰の放置を推奨しているサイトが多いですが、日向でも問題ありません。
むしろ日向で再発酵させてしまった方が良いと思います。
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発酵するとどうなるの?
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ガスと熱が発生する!!
添加物(きな粉など)にバクテリアが反応して再発酵します。
ガスがある場合、飼育中に再発酵しないよう終わらせた方がいいです。
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発酵は温度が20度以上必要だよ!
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だから日向か!
夏も冬も日向で大丈夫です。冬は日向に置いても20度超えないため再発酵はおそらくしません。
マンションなどであまり日が入らない方は、一番温かいところに置いてください。
日向で放置して、発酵しなければ幼虫用に使って大丈夫と判断出来ます。
余談ですが、自作マットを作る際はかなりホカホカになります。体感で50度近いので、今度温度を調査してみたいと思います。
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自作マットの作り方は別記事で!!
1日以上放置。
日向においた状態で丸1日以上放置します。
先にも書きましたが、蓋を開けた時にお酢のような酸っぱい匂いがする場合は注意してください。
追加でマットを足して水分調整するか、蓋を開けて水分を蒸発させてください。(コバエ等の侵入注意)
特に酸っぱい匂いがなければ、蒸発し蓋に付着している水分を中に戻して大丈夫です。
朝にマットが冷めてたらOK。
1日放置した翌朝。マットの内部が温かくなければ大丈夫です。
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人肌くらい?ほんのり温かい程度で分かりにくい。
判断しにくい場合、2~3日日向で放置すればガス抜きは大丈夫です。
ただし、1日1回空気を入れるようにマットを良くかき混ぜてください。
温かかったり匂いがある場合は、加水せず、放置して、混ぜて、確認を繰り返してください。
以上でガス抜きは終了です。
ガス抜きの本当の必要性
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ガス抜きって絶対必要なん?
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しなくても大丈夫やったで!
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買ったマットをそのまま使った事もあるし!
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じゃあ、しなくていいやん!
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実は、一つ気付いたのよ・・・。
さて、ここからは私が実際に飼育した中で感じたガス抜きの必要性についてです。
それがこちら。
ダニの駆除!!
ダニは温かく湿った環境が大好きで、温度20度~25度、湿度60%程度で爆発的に繁殖します。
飼育ケースのマットの中はまさに理想郷です。
ダニの繁殖ピークは7月ですが、環境さえ整っていれば年中無休。いそいそ増えます。
温度20度は地域にもよりますが、おそらく10月頃までダニの脅威にさらされます。
幼虫が生まれるのが大体8月のため、約3カ月間ですね。
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どう対処すれば良いの!?
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入れない。これ以外は無い!!
飼育中に入った場合は、もう諦めます。
でも、ごく稀にホームセンターで購入してきたマットにダニが入ってる時が。
マットの袋には小さい空気穴があり、たぶんそこから入るのでしょう。
加水して、ちょうどよい湿度になったのを見計らい、大家族でお出迎えしてくれるわけです。
今回の日向でガス抜きする方法だと、8月~10月は内部の温度が高くなります。
一般的にダニは50度だと30分程度、60度ならすぐに死滅すると言われています。
なんとか日向で温度をあげてダニを駆除したいところ。マットが再発酵してくれれば温度が高くなるので尚良いというわけです。
マットに発生するコダニは幼虫などに悪影響を及ぼすわけではありません。
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ダニだらけのマットでも幼虫は育つよ・・・
このあたりはダニ発生記事で、対策も含めてまとめていきます。
余談ですが、マットの中にいる必要なバクテリアは110度くらいまで大丈夫です。気兼ねなく温度を上げてください。
夏場は特に日向で温度を上げ、マットからダニを追い出しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ガス抜きは初めての方には難しく感じたり、必要性を感じない事がありますがとても重要な事です。
今回の記事で必要性を認識してもらい、幼虫のためにガス抜きを行ってあげてください。
- アンモニア臭はガスの匂い
- お酢のような刺激臭は加水しすぎ
- 加水しすぎるとマットが腐る
- 加水後の放置は日向が良い
- 1日1回は良く混ぜる
- 翌朝、マットが冷めていればOK
- 土のような匂いならOK
- ダニの脅威は知らないところから
ダニが入った場合どうすれば良いのか。
また、幼虫は屋外か屋内か。飼育はどちらが良いのか。
そういった疑問を持っているあなたのために、今後まとめて行きたいと思います。
次回の記事も見て頂けると幸いです。
それでは!!